AX Dejima と一般的な開発受託サービスとの違いは何ですか。
AX Dejima は、開発の代行よりも、事業パートナーの事業開発担当者が AI Orchestration 能力を獲得し、自ら高速に事業開発を進められるようにすることを主眼としています。開発代行はあくまでオプションとしてご用意しています。
Master Definition
AX Dejima(エーエックス出島)とは、AIを活用した即時的な事業開発を、大企業の情報セキュリティ環境では実行できないという構造的な障害を解くための実行環境です。AlphaDrive 内に事業パートナー専用の開発環境を用意し、能力装着と開発代行までを統合的に提供する、AX for Revenue の中核実行ソリューションです。
AX Dejima/エーエックス出島
AIを活用した事業開発を全社戦略に掲げた経営者が、半年から1年経った頃に直面する問いです。社内では研修が走り、推進室が立ち上がり、KPIも設定された。しかし売上は動いていない。経営会議では「成果は出ているのか」と問われ、現場からは「現実的に使えるAIツールが社内にない」と言われる。
このギャップは、推進体制の問題ではありません。構造の問題です。
AIによる完成品構築コストの崩壊が進むなか、即日プロダクト開発・即時市場投入という事業開発のスタイルが、現実のものになりつつあります。完成品を一瞬で作り、市場に直接投入してField Intelligenceを回収する ── これが新しいパラダイムにおける事業開発の姿です。
しかし、特に大企業の現場では、これを実行するための環境が社内に整っていないケースが多くあります。近年の事業開発に必須とされる各種AIツール群は、情報セキュリティの観点から多くの企業内で利用が認められていない状況があります。限られたAIツールしか触れない環境では、どれだけ新しい事業開発の研修を受けても、現場での再現が極めて困難になります。
AX Dejimaは、この構造的な障害を、社内ルールの変更を一切伴わずに解くための実行環境を提供します。社外に開かれた出島の発想で、新しいパラダイムの事業開発を、大企業の現場からそのまま実行可能にします。
AX Dejima は、環境提供・能力装着・開発代行の3層で構成されます。事業パートナーの状況に応じて、必要な層を組み合わせてご活用いただけます。
AlphaDrive 内に、事業パートナーの事業開発担当者専用の開発環境を物理的にご用意します。専用パソコン、専用メールアドレス、フルスタックのAI開発環境を標準でご提供し、必要に応じて各種生成AIツール群をオプションでご利用いただけます。開発された成果物は、AlphaDrive 環境から AlphaDrive の責任において市場投入することも可能です。
AI Orchestration 能力 ── 複数のAIを組み合わせて完成品を高速に構築する組織能力 ── を、研修ではなく実践を通じて事業パートナーの事業開発担当者に装着します。
教室型の研修ではありません。AX Dejima 環境内で、実際に新しいプロダクトを構築するプロジェクトに事業開発担当者が入り、AlphaDrive メンバーと並走しながら、手を動かして能力を獲得していきます。
研修だけでは身につかない理由は明確です。AI Orchestration は知識ではなく、複数のAIツールを組み合わせて事業の現場で答えを出す身体感覚だからです。これは座学ではなく、実際に作って、市場に出して、反応を見て、また作り直すという高速サイクルの中でしか身につきません。
AX Dejima では、このサイクルを最短化する環境とプロジェクトを提供します。段階的に AlphaDrive メンバーの関与を減らし、最終的には事業パートナーの事業開発担当者が、自律的に AI Orchestration を回せる状態を目指します。
市場投入の段階(顧客にあててインサイトを得るプロセス)については、MarchOn および AXL Prototype Studio が支援します。
AI Orchestration 能力の習得には個人差があります。現場でやりきれないケースに備えて、AXL Prototype Studio および DelQui の開発能力を、チケット制でご利用いただける設計としています。開発内容と規模に応じて柔軟にご利用いただけます。
AlphaDrive はこれまで、260社を超える大企業の新規事業創出と、23,800を超える事業プロジェクトの伴走を通じて、「社内に出島を作る」「社外にバーチャル出島を作る」という方法論を蓄積してきました。
AX Dejima は、この出島の発想を AI 時代の事業開発に再構成したものです。物理的な場の提供、能力の装着、責任の引き受けまでを統合する点で、従来のコンサルティングや開発受託とは明確に異なる位置にあります。
理論を語るだけではなく、その理論を実行可能にする場を提供することが、AlphaDrive の一貫した姿勢です。書籍『AI収益進化論』に体系化された思想を、事業パートナーの現場で実装するための、唯一の実行環境です。
AI時代の事業開発を、いま立ち上げようとしている経営者には、3つの選択肢があります。
| 観点 | 自社内で構築 | コンサル・SI受託 | AX Dejima |
|---|---|---|---|
| AIツール群の利用可否 | 社内ポリシー次第(多くで制限) | 受託先の環境に依存 | 最新ツール群を即日利用可 |
| 立ち上げ期間 | 半年〜1年 | 3〜6ヶ月(提案・契約・体制構築) | 最短 当月内 |
| AI Orchestration 能力の蓄積 | 自社に蓄積(時間がかかる) | 受託先に蓄積(自社には残らない) | 事業開発担当者に直接装着 |
| 市場投入時のリスク負担 | 自社ブランドで全責任 | 受託先は責任を負わないことが多い | AlphaDriveの責任で市場投入可 |
| 知財の帰属 | 自社(ただし知財化に時間) | 契約による(争点になる) | 事業パートナーに帰属(前提) |
| 開発スピード | 既存開発体制次第 | 受託先のリードタイム次第 | 即日プロダクト開発 |
| 並走の継続性 | 社内で完結 | 契約期間で終了 | 段階的に内製化へ移行可能 |
AX Dejima は「コンサル」でも「受託開発」でもありません。事業パートナーの内側に AI 時代の事業開発能力を構築するための、共同事業環境です。
なぜ自社内で構築するより、AX Dejima のほうが安全で速いのか。
大企業がAI時代の事業開発を社内で立ち上げようとすると、必ず3つのガバナンス層にぶつかります。AX Dejima は、これらすべてを同時に解く設計になっています。
社内の AI 利用ポリシーに縛られない場
多くの大企業の社内環境では、最新のAIツール群(生成AI、エージェント、コード実行系AI、社外SaaS)の利用が情報セキュリティポリシーで制限されています。これを社内で解こうとすると、情報システム部門・法務・コンプライアンス委員会の合意を得る必要があり、半年から1年単位の調整期間がかかります。
AX Dejima は AlphaDrive 内に物理的に切り離された環境を用意するため、事業パートナーの社内ポリシーを一切変更することなく、最新のAIツール群を即日活用できます。
ブランド毀損リスクを引き受ける構造
新しいAIプロダクトを市場に出すと、品質、倫理、表現、規制対応など、予期せぬリスクが発生する可能性があります。これを大企業の本体ブランドで出すと、ブランド毀損のリスクが経営判断のボトルネックになります。
AX Dejima は AlphaDrive の責任において市場投入する選択肢を提供します。事業パートナーは「自社ブランドに直接的な影響が及ばない形で、市場の生の反応を取得する」ことができます。一定の検証を経た後、自社ブランドに取り込む判断を、データに基づいて行えます。
知財は事業パートナーに帰属する設計
開発された成果物・データ・知見の知財は、原則として事業パートナーに帰属する契約設計を採用しています。AlphaDrive 環境で開発・検証を行いながらも、最終的な知的資産は事業パートナーの側に蓄積されます。
契約終了時には、すべての成果物・データ・知見を事業パートナーにお引き渡しすることを前提としています。AlphaDrive 側に重要な情報資産が残らない構造を、契約レベルで担保しています。
この3層を、社内で構築すると数ヶ月から1年。AX Dejima なら、契約締結から最短で当月内に立ち上げ可能です。
詳細な設計内容、契約条項、運用プロトコルにつきましては、事業パートナーの状況をお伺いした上で個別にご提案させてください。情報の取扱いの細部、業界規制への対応、機密情報のスコープ設計などについては、お問い合わせ後に個別にお打ち合わせさせていただきます。
AX Dejima は、契約締結から最短で当月内に立ち上げ可能です。標準的なプロセスは以下の通りです。
事業パートナーの事業特性、社内体制、情報セキュリティ要件、想定するプロジェクト規模、スピード感をヒアリングし、最適な提供形態を個別設計します。
AlphaDrive 内に専用環境を構築。専用パソコン、専用メールアドレス、フルスタックのAI開発環境、必要なAIツール群のオプション設定を完了させ、契約を締結します。
事業パートナーの事業開発担当者が AX Dejima 環境に入り、AlphaDrive メンバーとの並走で初期プロジェクトを開始します。最初の2週間で、AI Orchestration による完成品構築の体感を得ていただきます。
市場投入と Field Intelligence 回収のサイクルが高速化していきます。事業パートナーの事業開発担当者の習熟に応じて、段階的に自律運用へ移行していきます。
事業パートナーの状況に応じて、上記プロセスは個別に設計いたします。たとえば、規制業界の場合は法務・コンプライアンス確認のための期間を追加で設けるなど、業界特性に応じた調整が可能です。
以下のような状況の企業にご活用いただけます。
AIを活用した事業開発を全社戦略に掲げているものの、社内の情報セキュリティ環境で実行基盤が整わないケース
即日プロダクト開発・即時市場投入のスピード感を社内で実現したいものの、現在の開発体制では間に合わないケース
新規事業部門に AI Orchestration 能力を装着したいものの、現場で実践できる場がないケース
AIを活用した事業開発を、責任を引き受けてくれる事業パートナーと組んで進めたいケース
AX Dejima のご提供内容は、事業パートナーの事業特性、開発したいプロダクトの規模、社内体制、想定スピード、情報セキュリティ要件に応じて、個別に設計いたします。
料金体系、提供期間、開発代行チケットの設計、知財の取り扱いについては、事業パートナーごとに最適なご提案をお作りします。基本方針として、開発された知財は事業パートナーに帰属することを前提としています。
詳細につきましては、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
AX Dejima は、開発の代行よりも、事業パートナーの事業開発担当者が AI Orchestration 能力を獲得し、自ら高速に事業開発を進められるようにすることを主眼としています。開発代行はあくまでオプションとしてご用意しています。
利用期間は事業パートナーのプロジェクトに応じて個別に設計いたします。詳細はお問い合わせください。
近年の AI を活用した事業開発に必要とされるツール群は、多くの大企業の情報セキュリティ環境では利用が認められていないケースがあります。社内ルールを変更することなく、新しいパラダイムの事業開発を即時に実行可能にするために、AlphaDrive 側に環境をご用意するという設計を採用しています。
基本方針として、事業パートナーに帰属することを前提に契約を設計いたします。詳細な条件は個別にご相談させてください。
事業パートナーの機密情報の取扱いについては、事業パートナーの情報セキュリティ要件を踏まえた上で、最適な提供形態を個別に設計いたします。AlphaDrive 環境で完結させる形だけでなく、事業パートナーの環境との連携を含む形態や、AlphaDrive メンバーが事業パートナーの拠点で活動する形態など、状況に応じた柔軟なご提案が可能です。詳細はお問い合わせください。
業界規制や社内ルールによって最適な提供形態は異なります。AlphaDrive はこれまでも規制業界における新規事業創出の支援実績があり、事業パートナーの業界特性と社内体制を踏まえた上で、適切な提供形態をご提案いたします。お問い合わせください。
AlphaDrive の環境から AlphaDrive の責任において市場投入することが可能な設計となっています。事業パートナーに直接的な責任が及ばない形で新しい施策を市場に出し、反応を回収できる構造になっています。
AX for Revenue が「AIで売上を進化させる」という思想・方法論であるのに対して、AX Dejima は、その方法論を大企業の現場で実行可能にするための環境・能力装着・開発代行を統合した中核実行ソリューションです。
事業パートナーの事業特性、社内環境、想定スピードに応じて、AX Dejima の構成を個別に設計いたします。導入可否の検討段階からお気軽にご相談ください。